浅見 忠男

浅見 忠男
浅見 忠男
(あさみ ただお)

東京大学大学院農学生命科学研究科 教授

研究の興味
地球規模での問題解決のために分野を超えた新しいテクノロジーの開発が求められていますが、植物の能力を高めるバイオテクノロジーと化学物質の組み合わせは有力な選択肢の一つであると考え、最新の植物基礎研究により見出されてきた生命機構に関する知見や遺伝子組換えにより植物が得た能力(遺伝子有用形質)を活用・強化できる、最先端バイオテクノロジーとしての化学物質の創製を目指しています。さらにそれら生物的技術と化学的技術の統合的活用による相乗効果を利用して、食糧・エネルギー・環境問題の解決を可能することが目標です。具体的には植物生長制御化合物の創製とその実用化を目指しています。
略歴
昭和52年 4月
東京大学理科2類入学
昭和57年 3月
東京大学農学部農芸化学科卒業
昭和57年 4月
東京大学大学院農学系研究科農芸化学専攻修士課程入学
昭和59年 3月
東京大学大学院農学系研究科農芸化学専攻修士課程修了
昭和59年 4月
東京大学大学院農学系研究科農芸化学専攻博士課程進学
昭和62年 3月
東京大学大学院農学系研究科農芸化学専攻博士課程修了
昭和62年 4月
日本特殊農薬製造(現:バイエルクロップサイエンス)株式会社入社
昭和62年 4月
~昭和63年3月
理化学研究所受託研究員
平成 3年 3月
日本特殊農薬製造株式会社退社
平成 3年 4月
理化学研究所入所薬剤作用研究室配属
平成 7年10月
~平成 8年3月
オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)訪問研究員
平成 8年 4月
理化学研究所植物機能研究室先任研究員
平成12年 9月
理化学研究所植物機能研究室副主任研究員
平成16年 4月
理化学研究所中央研究所辻本細胞生化学研究室副主任研究員
平成18年11月
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻教授
 同
理化学研究所基幹研究所客員主幹研究員、
現在に至る
趣味
道具を使った運動競技, 読書(特に分野は問わない)
受賞
平成11年 3月
日本農芸化学会奨励賞
「植物特異的生理現象の解明に向けた機能プローブの創製研究」
平成17年11月
DNA多型学会 優秀研究賞(共同受賞)
平成18年4月
農芸化学研究企画賞
「酵母、植物、動物中に存在するピロロキノリンキノン(PQQ)の生合成経路・遺伝子と機能の解明研究」
平成23年3月
日本農薬学会業績賞(研究) 望月喜多司記念賞
「植物ホルモン機能制御剤の創製と応用に関する研究」
兼務
  • 理化学研究所基幹研究所客員主幹研究員
学会等
  • 日本農薬学会会長
  • 日本農芸化学会理事
  • 植物化学調節学会幹事長
  • 日本植物生理学会評議員
LINK
化学と生物学の統合的農業を目指す「生物制御化学研究室」
(東京大学大学院 農学生命科学研究科 応用生命化学専攻)