化合物アレイによるバイオプローブの探索

近藤恭光
専任研究員
近藤 恭光

arrayer 化学遺伝学 において、目的タンパク質の機能を調節するバイオプロー ブをハイスループットに探索する技術はとても重要であり、小分子バイオプローブの同定は、そのタンパク質の機能解析を可能にすると同時に、薬の開発にもつながっていく。 我々は、バイオプローブの超ハイスループット探索法として化合物アレイ「NPDepoArray」を開発した。 化合物アレイは、1枚のスライドガラスに、2-3千種の小分子化合物が光親和型固定化法により固定化してあり、目的タンパク質が結合する化合物をアレイ上で解析することが可能である。
array これまでに、1万5千化合物をアレイ化しており、現在も新たに化合物バンクに収蔵された化合物についてアレイ化を進めている。 我々は、開発した化合物アレイを用いて、疾患関連タンパク質のバイオプローブの大規模探索を進めている。